学習計画:社会保険労務士 講座

学習計画

皆さんのまわりには資格マニアの人はいますか。
その資格が仕事に活かせているかどうかは別として、多種多様の資格を持っている人はその分の勉強を積んできたわけであって、何を考えるにしても深い知識を持って的確な答えを導き出せる、そんな風に感じてしまいます。
資格を取るにはいくら合格率の高いものであっても簡単にはいきません。
誰でも簡単に取れるなら、その資格は重要視されないでしょう。
たくさんの時間を費やして、並大抵でない努力を持ってしないと、いくつもの資格を手に入れるのは難しいでしょう。

この頃、受験者数を増やしている人気の資格に社会保険労務士があります。
社会保険労務士、と聞いただけで難しそうな感じがしますが、実際に合格率がおよそ9%という難しい国家資格です。
仕事や家事の片手間に勉強して受かるような試験ではないようです。
もちろん自分の努力により、講座やスクールにも通わず合格を手に入れた人も中にはいます。
しかし受験生の多くはなんらかの予備校に通ったり、通信制の講座を受けたりしているようです。

本気で合格を目指すのなら、予備校や講座に通う以外の時間の使い方を改めて考えなければいけません。
最終的なゴール(試験日)に向け、どの科目をいつ勉強するのか、計画表を作ってみましょう。
窮屈すぎる計画では途中で挫折しやすいので、実現可能な8割くらいに抑えて計画するとよいでしょう。
また翌日の計画は前の晩に立てておくことを忘れずに。
朝起きてからその日の学習計画を立てていては出遅れます。
勉強から1日をスタートさせる習慣をつけましょう。

いつまでもそんな毎日が続くわけではありません。
試験に合格するという目的を達成するまで、頑張ってください。

勉強は朝に

就職や転職に資格が重要視される現在、年々受験者数を増やしている人気の資格に社会保険労務士があります。
また収入アップのためではなく、一般人にも必要な保険や年金の知識を付けたいために社会保険労務士の勉強をしている人も中にはいます。
社会保険労務士の国家試験は合格者率が1割に満たないかなり難しい試験のため、予備校や講座を受けて試験に臨む人が多いのが実情です。

しかし講座や予備校では、開講時間外での学習についてのアドバイスが必ずしももらえるとは限りません。
通って勉強する以外の時間をいかに試験勉強にあてられるかが合格できるかどうかの鍵となってきます。
受験生は、持てる時間のすべてを合格へ結びつけなければなりません。

仕事をしながら、あるいは家事や子育てをしながらでも受験勉強の時間は確保できます。
その方法のひとつとして、朝の時間を勉強にあてる、というのはどうでしょう。
仕事や付き合いで疲れて帰ってからの時間を勉強にあてるより、早く寝ていつもより2時間ほど早く起きて勉強にあてた方が、はるかに頭への吸収がよいのです。
起き抜けの頭はリフレッシュされていますので、前日の復習などをすると、抑えるべきポイントが定着しやすいのです。
もちろんシャッキリとした朝を迎えるためには、良い睡眠をとることも必要です。
お酒の付き合いもほどほどに、試験に合格するまでは効率の良い学習時間を確保するために我慢もしましょう。
晴れて合格した日には、おいしいお酒を飲んでください。

勉強時間

社会保険労務士のように法律系の資格を取得するための勉強は、漢字が多く内容も難しく、どうも肩が凝ってしまう気がするのは私だけではないでしょう。
やはり記憶力が勝負とも言えるため、試験勉強には集中力を要し、あまり長い時間を続けて勉強すると頭もからだも疲れてしまいます。

自分で勉強するときは、2時間を目安に学習時間を確保するとよいでしょう。
実際の社会保険労務士の試験時間は、午前80分、午後210分になっています。
いろいろな講座を見ても、1コマが1時間半〜2時間のところが多いようです。
また、集中して学習できるのは2時間までが限度とも言われていますし、逆にあまりに短い時間でこまぎれ勉強ばかりをしていても、なかなか記憶が定着していきません。

予備校に通ったり講座を受けたりしていても、独学で試験勉強をするのと同じように自分の時間を上手く調整して試験勉強にあてていかなくてはいけません。
予備校の講師から、受験に際してのポイントなどを教わったとしても、それを定着させるためには自己学習が必要です。
またテキストを読むだけでなく、過去問題や例題を解くときも、実際の試験と同じ時間配分で望んでみるのも練習になります。

同じ2時間を勉強にあてるのなら、仕事から疲れて帰った夜ではなく、早朝をお勧めしたいと思います。
夜のほうが集中できるという自信があればそちらでもよいのですが、朝の起き抜けの頭はリフレッシュされているため、記憶の定着がスムーズです。
いつもより2時間早く起きて、勉強から1日を始めてみましょう。
1日の充実感や達成感も違ってくると思いますよ。

勉強を始める時期

しとしと降り続く雨、気温の高さと湿度の高さにじめじめと不快指数の高い梅雨の季節は何をするにもいまひとつやる気が起きません・・・
夏本番がやってくれば、さらにうだるような暑さに襲われて、ますます仕事や勉強もはかどらなくなってしまいます。

しかしそんなことも言ってられないのが、全国の受験生たちです。
受験生と言っても高校や大学ではなく、国家資格試験の受験を控えている人のことです。
社会保険労務士や保育士などの国家試験は真夏の8月に行なわれます。
梅雨の時期がちょうど受験前の追い込みの時期になるのです。
予備校などが開催する受験直前講座などに参加して受験前の再確認をしている人もいることでしょう。

また来年度の社会保険労務士試験を受ける人が勉強を始めるのも、6月7月が多いと聞きます。
この時期から来年度の受験対策講座の申し込みを始める教育機関も出てきます。
今年の試験が終わってから、ではなく、その前に次回の試験に向けての講座に申し込むことによって受講料が割引(早期割引?)になるところもあるようです。

社会保険労務士は難関資格といわれ、なかなか一発で合格するのは難しいため、結局のところ通年受験勉強をしていかなくてはいけない状態なのかもしれません。
しかし1回目と2回目、3回目では勉強の仕方も違ってきていると思いますので、受験経験がある人ほど効率的な勉強パターンがわかっていることと思います。
新しい知識を覚える時期、知識の整理と確認の時期、とその時々に合った勉強プランを立て、受験に挑んでください。