テキスト:社会保険労務士 講座

テキストについて

学生時代に学んだ専門的な知識を、現在の仕事に活かせている人はどれくらいいるのでしょうか。
採用試験に残念ながら落ちてしまって、まったく関係のない仕事に就いている人も多いと思います。

社会人になってから資格取得を目指す人の中には、そのように本当に自分がしたい仕事に就くために勉強を始める人もいます。
社会保険労務士などは時代の流れによって知名度が上がり、受験者数も年々増えてきている国家資格です。
学生時代に法律系の勉強をしてきたのにその方面の仕事に就けなかった、という人が社会に出てから改めて取得を目指すのも社会保険労務士や行政書士などの法律系の国家資格が多いです。

しかし、いくら法律に興味があるという人でも、これらの難関資格試験に合格するには片手間の勉強では間に合いません。
社会人であれば生活のメインは今している仕事ですから、予備校に通うにしても夜間であったり通信講座を利用して勉強することになると思います。
中には独学で合格を勝ち取ろう、という人もいますが、市販されているテキストより通信講座のテキストの方が一般的にやさしく作られているようです。
わかりやすさから言えば通信講座のテキストがおすすめですが、合格者の体験談集などを読んでいると具体的にどこの出版社のテキストはどうであると書いてありますので、独学で受験する人には参考になると思います。
もちろん通信講座を受けようと考えている人でも、どこの教育機関を選ぶべきか迷ったときは、合格者の体験談は参考になりますよ。

社会保険労務士の試験は年々難化傾向にあるようで、過去問題だけでなく新しい出題傾向なども研究して作られた教材が出ています。
受験に際して覚えるべきことは膨大な量になりますが、それでもどこが重要ポイントなのかが整理されて見やすいものがよいですね。

1年前のテキストの有効利用

社会保険労務士の国家試験が8月に行なわれますが、これより少し早い時期から来年度向けの社会保険労務士試験対策の講座などが出始めます。
書店にも来年度向けのテキストが並び始める頃でしょう。

しかし、まだ来年度に対応したテキストが発売されていない時期から、来年度に向けての勉強を始めたい、という人は今年度向けのテキストで勉強を始めるしかありません。
社会保険労務士の試験は法改正からの出題がされやすいため、受験時からみて1年前のテキストで勉強しても内容が変わってしまって役に立たないかも、と思われることもあるでしょう。
でも少しでも早くから受験勉強に取り掛かるのはよいことですし、また法改正に関する出題には改正前の文脈を知っておかないと理解できないものもあります。
そのため、1年前のテキストも受験勉強には有効なのです。
そして来年度向けの新しいテキストが発売されたら購入し、改正されている部分を1年前のテキストと比べてみるのです。
2冊を比較することで、何がどう変わったのかが理解しやすくなるのではないでしょうか。

また、来年度の社会保険労務士試験に対応した通信講座などが始まったら、そちらも利用するとよいかと思います。
もともと社会保険関係の仕事をしていて、そちらの知識には自信があるというなら独学でもいけるかもしれませんが、社会保険労務士を受験する人の多くは何らかの講座を受講したり予備校に通って勉強をしています。
また、書店に並ぶ参考書や問題集には載っていない出題傾向なども、予備校では教えてくれることもあります。

テキストオンリーで勉強する場合

現在、資格の勉強をしている人はどれくらいいるのでしょうか。
やはり就職、転職や独立を目指して、あるいは現在の職場で必要になったため、資格取得を希望する人が多いかもしれません。
資格と言っても、就職に有利に働くものから趣味の分野のものまで幅広くいろいろあり、社会的に認知度の高い国家資格から、専門性を追求した民間資格まであります。

その国家資格の中で、社会保険労務士という資格がありますが、こちらは年々受験者数を増やしている近年人気の資格となっています。
とは言え、誰でもが1回で受かってしまうほど簡単な試験ではありません。
そのため、多くの受験生が予備校や通信講座を受け、試験に挑んでいます。

どの講座も試験の出題傾向などを研究し、工夫を凝らしたカリキュラムを用意して受講生を集めています。
本人の生活パターンや性格によって勉強法は異なってきますが、独学では自信がないけどお金もあまりかけられない、という人には、通信制の講座はどうでしょうか。
通信制の講座と言っても、テキストのみのもの、講義DVDが付いたもの、パソコンでデータ受信して勉強するものなどあります。
料金の面で言えば、テキストのみの講座が一番踏み込みやすいかもしれませんね。

テキストに限って言うと、ある程度名前の知られた教育機関のものであればどれを選んでも大差はないようです。
ただ市販されているものより通信講座で使われるテキストの方がやさしく作られていることが多いようで、初心者の人には内容がわかりやすいでしょう。
問題集については、社会保険労務士試験の難化傾向により過去問題だけでなく新しい問題への対策も必要となってきています。
そのため、テキストのみの通信講座を受けようと思っている人でも、予備校や専門学校が行なう模擬試験をいくつか受けておくとよいかもしれませんね。